株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2023年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(7月)」の結果を発表しました。(調査期間:2022年7月25日~7月31日)
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《TOPICS》
・2023年卒業予定の大学生・大学院生の7月末時点での内々定率は前年比4.2pt増の82.9%【図1、2】
・夏休み期間中の就職活動に関して不安なことは「コロナ対策と熱中症対策」【図3】
・現時点で希望する内定式の実施方法は「十分な感染症対策をした上で、対面で実施してほしい」が52.7%で最多【図4】
・前回(2022年7月10日)の参議院選挙で「投票に行った」学生は61.1%。就職活動を通じて関心を持った政策論点は「景気・雇用政策(物価高、賃上げなど)」が最多【図5、6】
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【調査概要】
2023年卒業予定の大学生・大学院生の、7月末時点での内々定率は前年比4.2pt増の82.9%、平均内々定保有社数は前年比0.2社増の2.4社であった。企業の採用意欲の高まりを受け、6月に引き続き、内々定率・平均内々定保有社数ともに前年比増で推移している。【図1、2】
【図1】内々定保有率の推移
【図2】平均内々定保有社数
夏休み期間中の就職活動について不安なことはあるかという質問について、最も多かった回答は「夏休みだからと言って特に不安なことはない」の44.7%だったものの、不安なものとして最も多かった回答は「コロナ対策と熱中症対策」が23.7%だった。連日の厳しい猛暑により熱中症対策でマスクを外すことが推奨されているが、一方で新型コロナウイルス感染者数も急増しており、こうした点への不安が表れているものと思われる。【図3】
【図3】夏休み期間中の就職活動について不安なことはあるか
現時点での内定式の希望について、「十分な感染症対策をした上で、対面で実施してほしい」が前年比4.7pt増の52.7%で最多だった。新型コロナウイルスの感染者数が再び急増している状況ではあるが、「十分な感染症対策をした上で」という条件のもと、半数以上の学生が対面での内定式を希望していることがわかる。23年卒の学生の内々定フォローは対面形式よりWEB形式での実施が多いが、22年卒の学生と比較すると対面での実施率が増加している※。対面の内々定フォローに参加したことで直接会って交流することのメリットを感じたため、内定式に関しても同様の実施を希望していると推察される。【図4】
※ 「マイナビ 2023年卒大学生活動実態調査(6月)」
【図4】<内々定保有者限定>内定式について現時点での希望
2022年7月10日に行われた参議院議員選挙で「投票に行った(期日前、不在者投票を含む)」と回答した学生は61.1%だった。また選挙で論点にあがった政策のうち、就職活動を通じて関心を持ったものとしては「景気・雇用政策(物価高、賃上げなど)」が最多で46.9%、次いで、「教育・子育て政策」(21.8%)、「税金」(20.6%)、「女性活躍(男女平等、男性育休など)」(17.6%)が続いた。現在の生活に直結する景気や雇用のほか、子育てや女性活躍のように将来のキャリア形成等にも関わる点について、就職活動を通じて関心を高めたようだ。【図5、6】
【図5】 7月10日の参議院選挙の投票に行ったか
【図6】 就職活動を通じて関心を持った参議院選における政策論点(上位抜粋)
【調査担当者コメント】
大学が夏休み期間に入った学生も多いと思いますが、夏休み期間中の就職活動では「コロナ対策と熱中症対策」に不安を感じる学生が多いことがわかりました。新型コロナウイルス感染の心配は昨年もありましたが、今年はそれに加えて例年以上に猛暑日が続いています。例年とは異なる健康への配慮が必要であり、学生には体調管理を、企業は学生に配慮した入念な感染症対策を実施してほしいと思います。また内定式の実施方法について「十分な感染症対策をした上で、対面で実施してほしい」という声が多い結果でした。内定式の実施を予定する企業は学生の希望を汲みながら、感染状況に配慮のうえ実施方法を検討してほしいと考えます。
キャリアリサーチラボ 研究員 長谷川洋介
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【調査概要】「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(7月)」
○調査期間/2022年7月25日(月)~7月31日(日)
○調査方法/マイナビ2023の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2023年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/4,069名(文系男子869名 文系女子1,692名 理系男子761名 理系女子747名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
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