株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国の企業、個人を対象に実施した「マイナビ 花粉症※と仕事に関する調査」の結果を発表しました。本調査は、花粉症が転職活動や仕事に与える影響、また企業の花粉症対策の実態を把握することを目的に、初めて実施しました。

※花粉症はスギやヒノキなど植物の花粉が原因となって発生するアレルギー疾患

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【TOPICS】

◆ 転職を考えている正社員の約6割が「花粉症である」と回答。年代が低いほど花粉症割合が高い傾向【図1、2】
◆ 20代の2人に1人以上は「花粉症が転職活動に影響している」と回答。具体的な影響は「転職時期の調整」「応募する職種・業種の変更」「中途採用選考のパフォーマンス低下」など【図3、4】
◆ 花粉症であると回答した正社員の約7割が「花粉症で仕事の生産性が下がる」と回答。支障が出る業務はデスクワークやコミュニケーションをとる業務【図5、6】
◆ 花粉症対策を実施している企業は、約6割。魅力的だと思う企業の花粉症対策は、「花粉症手当の支給(診察費・薬代・マスク代)」が最多【図7、8】

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【調査概要】

◆ 転職を考えている正社員の約6割が「花粉症である」と回答。年代が低いほど花粉症割合が高い傾向

2024年12月に転職活動を行った、または今後3カ月以内に転職活動を実施する予定の20-50代正社員のうち、「花粉症である」と回答したのは56.3%だった。
年代別に見ると、最も多かったのは20代の68.1%で、年代が低いほど花粉症である割合が高いことがわかる。【図1】

また、花粉症がつらい月を複数回答で聞いたところ、最も多かったのが4月で73.3%、次いで3月で68.9%だった。3月から4月が花粉症の症状が最もつらい時期であることがうかがえる。さらに、9月から11月にも小さなピークが見られ、秋にも花粉症の影響を受ける人が一定数いることがわかる。【図2】

 

【図1】

 

【図2】

 

◆ 20代の2人に1人以上は「花粉症が転職活動に影響している」と回答。具体的な影響は「転職時期の調整」「応募する職種・業種の変更」「中途採用選考のパフォーマンス低下」など

自身が「花粉症である」と答えた人のうち、「花粉症が転職活動に影響している」と感じている人は35.2%となった。年代別に見ると、20代は50.7%となり、花粉症の転職への影響は年代が低いほど高い傾向にある。【図3】
また、具体的にどのような影響が出ているかをきいたところ、「転職時期をずらしたことがある」と回答した人は、29.6%だった。年代別では20代で53.2%と、半数以上が花粉症によって転職時期を調整していることがわかる。
また、花粉症で「応募する職種や業種を変更した」ことがある人は25.8%で、20代では41.9%が職種や業種を変更した経験があるようだ。
さらに、花粉症が原因で面接などの中途採用選考で「パフォーマンスの低下」を感じたことがある人は38.3%で、20代では47.4%と約半数がパフォーマンスの低下を経験していることが示唆される。【図4】

 

【図3】

 

【図4】

 

◆ 花粉症であると回答した正社員の約7割が「花粉症で仕事の生産性が下がる」と回答。支障が出る業務はデスクワークやコミュニケーションをとる業務

花粉症が仕事に与える影響についても聞いたところ、花粉症であると回答した人のうち、59.7%が「花粉症で業務に支障が出る」と答えた。また、「花粉症で生産性が下がる」と回答した割合は71.1%で、特に20代では78.1%と高い割合を示している。【図5】

「花粉症が業務に与える具体的な影響」を自由回答で聞くと、「パソコンを使った作業に集中できない。また、目のかゆみのせいでパソコンの画面を見続けるのがつらい」など、デスクワークにおける集中力の低下を挙げるものが多数見られた。 また、「コミュニケーションをとる際に、相手に悪い印象を与えてしまう」など、花粉症の症状が対人関係に悪影響を及ぼすという回答も見られた。

回答からは、目のかゆみや鼻水、くしゃみなどの症状によって業務を中断せざるを得ない状況になり、集中力やパフォーマンスの低下につながっている様子がうかがえる。特に集中力や綿密さが求められる業務や、危険を伴う業務においては、花粉症による業務ミスの増加や判断力の低下は大きな問題となっているようだ。【図6】

 

【図5】

 

【図6】

 

◆ 花粉症対策を実施している企業は、約6割。魅力的だと思う企業の花粉症対策は、「花粉症手当の支給(診察費・薬代・マスク代)」が最多

花粉症だと回答した人に対して、「企業の花粉症対策として魅力的だと感じる対応」について聞いた。その結果、最も魅力的だと感じる対応は「花粉症手当(花粉症の診察費・薬代・マスク代)の支給(38.2%)」であり、次いで「空気清浄機の設置など空調の整備(35.3%)」となった。【図7】

また、企業に対して花粉症対策を実施しているかを聞いたところ、実施している割合は57.5%だった。
花粉症対策を実施している企業が、最も実施している施策は「空気清浄機の設置など空調の整備(53.1%)」だった。一方で、個人が最も魅力的だと感じている「花粉症手当の支給」を実施している企業は26.8%と少数にとどまった。【図8】

 

【図7】

 

【図8】

 

【調査担当者コメント】

本調査から、花粉症が仕事や転職活動に影響を及ぼしていることがわかりました。
特に20代は半数以上が「花粉症が転職活動に影響している」と回答しており、全体でも3人に1人以上に同様の傾向がみられました。花粉症がつらいと回答する人が多い3月から4月は、選考時に「WEB面接」の選択ができるようにするなど配慮をする必要があるのではないでしょうか。
また、花粉症が業務に影響していると回答する人も全体で約6割おり、生産性の低下を感じる人も多いようです。企業としても花粉症は無視できない状況になってきており、花粉症手当をはじめとした生産性低下を防ぐための対応が求められています。


キャリアリサーチラボ 研究員 朝比奈あかり

 

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「マイナビ 花粉症と仕事に関する調査」
○調査期間/2025年1月6日(月)~ 1月9日(木)
○調査方法/インターネット調査
○調査対象/
<企業>スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当している人
本調査対象:上記のうち、前月採用活動を行った人、今後3カ月で採用活動を行う予定の人、直近3カ月に中途入社者がいた人
<個人>スクリーニング調査:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20‒50代の正社員
本調査対象:上記のうち、前月転職活動を行った人、今後3カ月で転職活動を行う予定の人、直近3カ月に中途入社者がいた人
○有効回答数/ 企業:スクリーニング調査 5,575件   本調査 849件
           個人:スクリーニング調査 27,704件 本調査 1,368件

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